放射線利用技術は、現在多くの分野の研究や産業応用を支える基盤となっており、基礎研究における新たな技術開発が大きな成果 につながります。このような基礎研究には、放射線や粒子線、放射光などが、自由な発想のもとに利用できる多目的の研究環境が重要であります。しかしこのような利用施設の維持管理には、特殊な技術やコストが求められ、一般には継続することが難しく、この重要な研究環境を守るために、関係する機関が相互に連携して情報交換し、新たな利用分野を開拓すると共に、その成果を社会にアピールすることが必要であります。このような連携を支援することが大阪ニュークリアサイエンス協会(ONSA)の主な役割です。
今回、放射線利用総合シンポジウムが第30回目を迎えるにあたり、特に関西において共同で利用できる放射線施設を持つ組織を中心に、現在までの特筆すべき研究成果、将来展望や計画を、今後の課題と共に報告いただきます。このシンポジウムが放射線利用技術の向上 と産業振興の契機となることを期待いたします。
【日 時】2022年1月17日(月)9:40~17:05
【会 場】サンエイビル4階、ONSA事務局
(大阪市中央区南船場3-3-27)
【定 員】Zoom参加100名 (定員になり次第締め切ります)
【参加費】一般Zoom参加 1,000円
ONSA会員・府大研究推進機構教職員・後援協賛団体会員:無料
参加者には追って参加方法などをメールにて連絡いたします。
※参加費については、大阪ニュークリアサイエンス協会までお問い合わせ下さい。
【予稿集】申し込みにより、1冊1,500円で送付いたします。
なお、ONSA会員には予稿集を無料で送付いたします。
【詳細】以下をご覧ください。
http://onsa.g.dgdg.jp/sympo030.htm
【申込み】下記URLから或はメールでお申込みください。
ホームページ http://onsa.g.dgdg.jp
メールアドレス onsa-ofc@nifty.com
【プログラム】
会長挨拶 大阪ニュークリアサイエンス協会 松村 孝夫
1.阪大産研量子ビーム科学研究施設の研究活動紹介
大阪大学産業科学研究所 施設長 教授 細貝 知直
2. 阪大核物理研究センターの現状と将来
大阪大学核物理研究センター 教授 福田 光宏
3.近畿大学1ワット原子炉の現状と将来展望
近畿大学原子力研究所 所長 山西 弘城
4.京大複合原子力科学研究所の近況
京都大学複合原子力科学研究所 所長 中島 健
5.京都大学工学研究科加速器施設の紹介
京都大学大学院工学研究科 准教授 土田 秀次
6.大阪府立大学研究推進機構放射線研究センターの活動状況
大阪府立大学研究推進機構 センター長 古田 雅一
7.若狭湾エネルギー研究センターにおける高エネルギービーム利用研究
(公財)若狭湾エネルギー研究センター 所長 岩瀬 彰宏
8. SPring-8とSACLA
(国研)理化学研究所 放射光科学研究センター センター長 石川 哲也
閉会の挨拶 大阪府立大学研究推進機構 放射線研究センター長 古田 雅一
【問合先】一般社団法人大阪ニュークリアサイエンス協会
〒542-0081 大阪市中央区南船場3丁目3番27号
Tel 06-6282-3350 Fax 06-6282-3351
メールアドレス onsa-ofc@nifty.com