大阪ニュークリアサイエンス(ONSA)は、これまで一貫して、放射線利用技術の向上と産業の振興を図り、国際化に貢献することを目的として活動してきました。その会員構成は、大学から多業種の民間企業まで多岐に亘ります。会員相互の協力のもとに学術・技術情報を収集・提供し、放射線利用に関する技術支援を積極的に行っています。
広く放射線利用技術の向上を図り、科学技術の振興に貢献していくために「大阪ニュークリアサイエンス協会賞」を設定しています。今回は2022年度受賞者講演を開催いたします。
今回Zoom 参加が主体となります。講師も全員Zoom参加となるため会場参加は出来るだけお避けください。皆様、奮ってのご参加をお待ち申し上げております。
◇日 時: 2023年7月31日(月)13:30~17:00
◇会 場: ONSA会議室
(大阪市中央区南船場3-3-27、サンエイビル4階、ONSA事務局)
◇申込締切日: 7月28日(木)
◇申込手続き: ONSA HP 申込フォームからお申込み下さい。
URL: https://ws.formzu.net/fgen/S33567424/
◇参 加 費: Zoom参加 : 一律1000円(放射線科学研究会会員 無料)
会場参加 : 企業5,000円、協会会員・大学・公設機関1,000円
放射線科学研究会会員・一般市民・学生 無料
※参加費については、大阪ニュークリアサイエンス協会まで
お問い合わせ下さい。
参加費の支払いは、参加申込前に銀行振り込みでお願います。
りそな銀行 船場支店
普通預金 №3635459 シャ)大阪ニュークリアサイエンス協会
◇詳 細: 下記をご覧ください。
http://onsa.g.dgdg.jp/radiat79.pdf
◇プログラム
ONSAの事業と協会賞について
大阪ニュークリアサイエンス協会 専務理事 奥田修一
2022年度受賞講演
1. 強度変調照射の品質を向上する新たな最適化アルゴリズムの開発(50分)
京都大学 医学部附属病院 放射線治療科 特定助教 小野智博
強度変調照射(Volumetric Modulated Arc Therapy: VMAT)はその優れた線量分布から、腫瘍の局所制御率の向上や周囲正常組織への線量低減による有害事象の軽減に大きく貢献した革新的な放射線治療法である。
一方、複雑な照射手法となるため、実際に患者へ投与される線量が不確かとなる場合がある。本講演では、VMATの複雑な動きを軽減しプランの品質を向上させる新たな照射野形状最適化アルゴリズムについて報告を行う。
2.低酸素生物学を基盤にした「がんの放射線抵抗性の理解と克服」に関する研究(50分)
京都大学大学院生命科学研究科 がん細胞生物学分野 教授 原田浩 悪性固形腫瘍(がん)
内部の酸素環境は不均一で、腫瘍血管から十分な酸素が供給されない低酸素領域が存在する。低酸素領域内のがん細胞は悪性形質と治療抵抗性を獲得し、がんの浸潤・転移や、治療後の再発を引き起こす。本研究会では、低酸素がん細胞の特性を概説するとともに、腫瘍低酸素の克服 を目指した我々の試みも紹介する。
(休憩)
3. Formation of clustered DNA damage in vivo upon irradiation with
ionizing radiation: visualization and analysis with atomic force microscopy(50分)
量子科学技術研究開発機構 量子生命・医学部門 量子生命科学研究所
主幹研究員 中野敏彰
重粒子線を用いた放射線治療では、高いブラッグピークを利用する事で従来のX線と比べて患部以外の正常細胞への影響を軽減することができるため治療効果が高いと言われている。しかし未だ具体的な知見はまだ少ない。そこで AFM(原子間力顕微鏡)によるDNA損傷を「可視化」する事で分子レベルでの DNA損傷の特定方法を確立し、腫瘍や細胞に生じたDNA損傷を解析した。本研究 ではこれら損傷毎の致死効率を明らかにする事で、DNA損傷と線質の関わりおよび粒子線を含んだ放射線治療(癌治療)への影響解析へつなげ、重粒子線はなぜ高い治療効果をもつのかを分子レベルでの科学的根拠を得る。
◇問合先 (一社)大阪ニュークリアサイエンス協会
〒542-0081 大阪市中央区南船場3-3-27
TEL:06-6282-3350, FAX:06-6282-3351
E-mail:(共通)onsa-ofc@nifty.com