〔日 時〕2024年10月23日(水)9:20~17:00、24日(木)9:20~17:00
〔会 場〕オンライン(Webexを利用)
〔協 賛〕大阪科学技術センターほか
〔趣 旨〕
熱応力は、運転によって温度上昇する機器や、溶接プロセスなどさまざまな場合で問題になります。昨今、大型プラントから電子機器にいたるまで、機能要求やエネルギー効率の点から、熱応力による負荷は増加・過酷化の 傾向にあります。高温で使用される構造物では、クリープ損傷や疲労損傷が生じ、寿命予測が必要です。溶接や熱処理では熱応力に加えて変態応力も発生し、設計上の問題となります。電子機器では、小型化に伴い発熱密度・局所熱応力が増大し、故障や誤動作の原因になります。本講習会では、熱応力や溶接変形の計算・シミュレーション技術ならびに損傷評価の理論を基礎から解説し、さらに耐熱・耐環境コーティング技術についても解説 します。加えて、各産業界における種々の評価および対策事例を具体的に説明します。若手技術者、研究者はもとより、既にこの分野に取り組まれ ている中堅技術者の方々にも大変有益な内容となっておりますので、ぜひご参加ください。
〔内 容〕
●10月23日(水)●
9:20~10:50/熱応力問題の数理・数値解析法
大阪工業大学 工学部 上辻靖智
11:10~12:40/高温構造材料の熱疲労破損
新潟工科大学 工学部 岡崎正和
13:40~15:10/高温機器のクリープ・疲労寿命評価手法
三菱重工業(株) 総合研究所 唐戸孝典
15:30~17:00/実構造物の溶接変形および残留応力予測 を目的とした解析法
大阪大学 接合科学研究所 村川英一
●10月24日(木)●
9:20~10:50/電子実装部における熱応力の予測,測定 と破壊の評価手法
鹿児島大学 学術研究院理工学域工学系 池田 徹
11:10~12:40/高温機器の熱応力による損傷評価実例
川崎重工業(株) 技術研究所 松下陽亮
13:40~15:10/熱・力学負荷によるコーティングの界面 剥離の定量的評価と寿命予測技術
東京工科大学 香川 豊
15:30~17:00/熱処理プロセスでの熱・応力・変形解析 と残留応力の評価
ヤンマーホールディングス(株) 技術本部 岡 正徳
〔定 員〕100名
〔申込締切〕2024年10月16日(水)
〔聴講料〕
会員 30,000円(学生員10,000円)
会員外50,000円(会員外学生15,000円)
※OSTEC賛助会員は会員価格でご聴講いただけます。
〔詳細・申込方法〕 関西支部ホームページよりお申し込みください。
https://jsmekansai.org/Seminar/kou393.html
〔問合せ先〕 一般社団法人日本機械学会 関西支部 事務局
TEL:06-6443-2073