【プレスリリース】万博レガシーとまちづくりをテーマとした公開シンポジウムを開催
大阪科学技術センターでは、2025年3月に2025 年万博のレガシーとして進めるべきまちづくりの方向性を「ポスト万博の都市空間戦略~2040年に向けた大阪・関西のまちづくり~」として、提言に取りまとめました。本提言では、2025年大阪・関西万博を契機とした、ポスト万博の大阪・関西の都市空間戦略を、「大阪」と「関西」のそれぞれの階層で研究したものです。「大阪」については“キタやミナミの都心”と“今後様々なまちづくりが展開されるベイエリア”とを結ぶ東西軸に着目し、アジア・世界を牽引する大阪・関西の将来を見据え「新しい都心拠点・インナーベイエリア」の創成を提唱しています。
インナーベイエリアとは、都市の「都心」に近接する、かつて港湾・産業用地として利用されていた地域を指します。世界各地の都市再生プロジェクトにおいて、インナーベイエリアは都心と並んで、過去の産業遺産を未来の都市への活力へと転換させる可能性を秘めた、都市再生を推進する空間戦略の重要な拠点として位置づけられています。これは、短期的な経済効果だけでなく、長期的な都市の生き残り戦略として、このエリアの再活性化を通じて都市の創造的な活力(人・モノ・情報)を高めることを目指すものです。
本シンポジウムでは、この「インナーベイエリア」に焦点を当て、万博のレガシーとして未来に何を繋ぎ、どのようなまちづくりを進めるべきか、多角的な視点から議論を深めます。
まちづくり公開シンポジウム「2025年大阪・関西万博で何をレガシーとして残すのか」
1.日時:2025年8月8日(金)15:00~17:45 (交流会17:50~)
2.開催場所:大阪科学技術センタービル8階 大ホール(大阪市西区靱本町1-8-4)
3.内容:
開会あいさつ 新田 浩二郎氏 ((株)大林組 常務執行役員)
基調講演① 加藤晃規氏(関西学院大学名誉教授)
「EXPO(BIE登録博)開催と地域開発 過去/未来」
基調講演② 山田裕文氏(大阪市計画調整局長)
「これからの大阪のまちづくりについて」(仮)
パネルディスカッション「2025年大阪・関西万博で何をレガシーとして残すのか」
モデレータ 嘉名 光市氏 (大阪公立大学 大学院工学研究科 都市系専攻教授)
パネラー 高橋 豊典氏 (オリックス(株) 執行役 グループ関西代表)
門脇 あつ子氏 (大阪ガス(株) 執行役員 京都地区統括支配人)
村井 剛氏 (UR都市機構 西日本支社副支社長)
岸田 文夫氏 ((株)竹中工務店 執行役員)
本件窓口:技術振興部 大原 TEL06-6443-5320