今回は、近畿大学 アンチエイジングセンター 副センター長 山田 秀和 先生に講師としてお越しいただき、アンチエイジングについて科学的にご紹介いただきました。
第1部では、講師の山田先生に「『見た目』が健康長寿のカギ」についてご講演いただき、アンチエイジングに欠かせない要素と老化研究の現状について、参加者に学んでいただきました。
具体的な内容として、加齢現象を考える時、大きな変化の表れる「見た目」が1つの指標となります。皮膚ではシワ、シミ、くすみ、たるみ、知覚の低下などで、原因としては、表皮細胞の拡大、真皮の弾力性の低下、皮下脂肪の変化、表情筋の劣化、顔面骨の骨粗鬆症などがあげられ、これら「見た目」を美しく保つことが健康長寿のカギであることが、アンチエイジング医学の研究の進歩で分かってきました。
アンチエイジングに欠かせない要素としては、「運動」「食事」「精神」「環境」の4つで、「運動」では筋力トレーニングとジョギングなどの有酸素運動、「食事」では腹八分目でカロリーを抑え、食物繊維を摂取する、「精神」では、睡眠を充分に取り笑顔でいること、「環境」は温度、湿度、水など外的環境への留意などがあげられ、健康寿命を延長するための「予防」医学、生活者が積極的に行動変容を起こす医学がこれから重要であることを分かりやすくお話しいただきました。
また第2部では、ファシリテーターと参加者からの質問を交え、アンチエイジングについて様々な切り口からの質問があり、充実した内容となりました。
参加者からは、「見た目を若くすることが老化を遅らせるということを初めて知った」、「アンチエイジングについて、最新の内容を分かりやすく解説いただき、大変勉強になった」、とのご意見をいただきました。
あわせて、(株)エアウィーヴ、(株)ポーラのご協力を得て、「快眠のための寝具紹介」として、ベッドや枕などの実物展示や、「手先までエイジングケア」としてハンドマッサージなど、テーマに関連した展示と体験を実施いたしました。 |
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講師:近畿大学 山田 秀和氏 |
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ファシリテーター:テーブル左から
薮田委員・西村委員 |
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