光の波長より短いナノスケールの微細構造を素子表面に作製することによって、光学特性が制御された人工的な媒質を作ることができます。とくに、屈折率や光学異方性を任意に制御・配置することができたり、極端に強い(または低い)波長分散など、従来の材料開発では難しかった光学特性を実現することができます。
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ナノ構造フォトニクスとは、このようなナノ構造における光波の振る舞いと光学的な性質を解明し、それらを用いた新機能の光素子を開発する新たな研究分野です。
本事業では、情報機器や通信などの分野で役立つ光素子の実現を目指して、ナノ構造光素子の設計と試作、および、それを支えるナノ加工と計測の技術開発に取り組んでいます。 |
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