講師は(財)電力中央研究所 社会経済研究所 主任研究員の星野優子氏、若林雅代氏をお迎えして、東京電力エリアでの今夏の節電対策の状況、家庭での冬の節電対策の考え方についてお話しいただきました。
LSS委員である読売新聞大阪本社 小牧規子編集委員(LSS委員会代表)、大阪教育大学 岡崎純子准教授、樺|中工務店 井上貴子広報担当からファシリテーターとしての質問に加え、参加者からの意見交換等を交え約2時間の充実した内容となりました。
参加者からは、家庭でもリアルタイムで消費電力や節電効果を「見える化」できないのか、家電製品の製造から廃棄までのエネルギー消費量が気になる、災害時に太陽光発電設備を電源として独立して使えるよう現在の制度を見直してほしい、などの質問や意見が出されました。
星野・若林両氏は、政府など関係機関が情報をわかりやすく提供していく努力がより必要であること、節電がライフスタイルを見直すきっかけと捉え、各家庭での状況を踏まえて無理のない範囲で取り組んでいただくこと、節電は省エネとCO2削減にもつながること、その積み重ねが大きな効果になることを解説しました。 |