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第2回 サイエンスカフェ<ベジクッキングサイエンス>野菜を美味しく科学する

平成24年2月28日火曜日(19:00〜21:00)、大阪科学技術センター8階中ホールで、「第2回LSSサイエンスカフェ ベジクッキングサイエンス 〜野菜を美味しく科学する〜」を開催いたしました。

今回は「食」をテーマに、女性に関心の高い「野菜」に焦点を当てた内容でサイエンスカフェを開催し、88名のご参加をいただきました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

講師に辻学園栄養専門学校 管理栄養士 中野 幸氏をお迎えして、野菜を美味しく食べるためにはどうすればよいか科学の視点を交えてお話しいただきました。


まず、野菜の栄養素が人の身体にもたらす効果をお話しいただき、その後知っておきたい調理ポイントについて、@野菜の下処理 A青菜の茹で方 B野菜の煮物の留意点 C炒め物の留意点 D野菜の摂り方 を紹介し、最後に野菜をたくさん摂るためのレシピを2点ご紹介いただきました。

カフェの進行役であるファシリテーターを務めたのは、LSS委員であるNHK大阪放送局 平匠子チーフプロデューサー、近畿経済産業局 澤井室長代理、関西電力梶@長井広報担当の3名。ファシリテーターからの参加者への質問を交え、約2時間の充実した内容となりました。

参加者からは、@「青菜を無水調理器で加熱すると色が悪くなるが何故か」、A「茹でると栄養素の損失が大きいと聞いているが本当か」などの質問が出ました。この質問に対して中野先生から、@については、「茹でる場合は水の沸点(100度)以上には加熱されることはないが、無水調理器の場合、水蒸気となるため100度以上の高温となり、色素変化が大きく色が悪くなる」、Aについては「蒸す場合に比べ茹でる場合は、水の中に野菜を漬けることになるため、栄養素が水に溶け出し、栄養素の損失する割合が大きくなる」との解説がありました。これらのことに加えて、「美味しくなく、口に入らなれば栄養摂取できないので、それぞれの調理法の特性と利点を踏まえ、『美味しく食べる』ためにどの方法がよいかを選んで調理することが大切」と中野先生よりコメントがありました。

 

講師:辻学園栄養専門学校 中野氏

右からファシリテーターの
長井委員、澤井委員、平委員



 
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