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第3回・第4回 サイエンスカフェ<身体の外側・内側からの夏対策>第3回「紫外線対策について」第4回「夏バテ対策について」

平成24年6月28日(木)に第3回LSSサイエンスカフェ「紫外線対策について」、7月9日(月)に第4回LSSサイエンスカフェ「夏バテ対策について」を、19:00〜21:00に大阪科学技術センター7階700号室で開催いたしました。 今回は「身体」をテーマに、女性に関心の高い「紫外線対策」および「夏バテ対策」に焦点を当てた内容でサイエンスカフェを開催し、第3回は65名、第4回は58名のご参加をいただきました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。



紫外線対策について

第3回では、講師にロート製薬株式会社ヘルスケア第二営業部 学術教育研修グループリーダー 山口順子氏、補佐として経営企画本部 広報・CSR室 吉本有希氏をお迎えして、紫外線の種類によって肌に与える影響の違いを解説いただき、日焼け止めの成分と特色、選ぶ時や使用する時に気をつけたいポイント、こどもの紫外線対策をお話しいただきました。 また、日焼け止めがどれだけ紫外線を防止するか、紫外線に反応して色が変わる試験紙を使った実験も行っていただきました。
カフェの進行役であるファシリテーターを務めたのは、LSS委員である大阪府立大学 吉原助教、産経新聞大阪本社吉田遊軍担当、大阪ガス株式会社 米原広報担当の3名。ファシリテーターからと参加者からの質問を交え、約2時間の充実した内容となりました。

講師:ロート製薬株式会社 山口氏

右からファシリテーターの
吉原委員、吉田委員、米原委員


参加者からの質問

参加者からは、日焼け止めの成分には紫外線を吸収して別の化学エネルギーに変換する「紫外線吸収剤」と紫外線を反射させて肌に届かないようにする「紫外線散乱剤」2種類があるとの事です。日焼け止めの中には「紫外線吸収剤不配合」の表示があり、配合されていないことでのメリットや効果の違いについて教えて欲しいなどの質問が出ました。

  質問に対して

講師から、昔は紫外線吸収剤の中には化粧品成分などの表示義務である表示指定成分であったものがあり、アレルギーを起こす方も中にはいらっしゃったこと、今はあまりこの表示は少ないように見受けられることと、現在はそのままの成分を使用しているわけではなく、かなり技術が進んでよいものに変わってきていることを解説いただいた。また、紫外線散乱剤しか使用しないデメリットは、使用感にきしみがある、粉なので白残りしやすいなどを上げ、吸収剤はオイル成分であるので使用感がよいというメリットがあるが、2つをうまく組み合わせることによってよいものが出来、昔と違って日焼け止めが進化しているので実際に試してみて欲しいとのコメントがありました。



夏バテ対策について

第4回では、講師に武田薬品工業株式会社ヘルスケアカンパニーマーケティング部 学術情報グループ 梅野千春氏、補佐として同部 同グループマネージャー 海老塚靖氏をお迎えして、夏バテとはどのような状態をいうのか、通常の疲れとの違いや原因と対処法についてお話しいただきました。
夏バテとは医学用語ではないが、高温・多湿の環境下で @多量の汗をかくことによってミネラルバランスが崩れる、A湿度が高く、汗を蒸発できないため身体に熱がこもる、B冷房の部屋と暑い屋外との温度差 などで自律神経が不調になることや、冷たい飲み物で胃液が薄まったり、胃腸の温度が低下したりして食欲不振、栄養不足に陥る、熱すぎて熟睡できないなど、「環境」「食事」「睡眠」の不調が原因であることを解説いただきました。 カフェの進行役であるファシリテーターを務めたのは、LSS委員である大阪教育大学 岡崎准教授、読売新聞大阪本社小牧編集委員、株式会社竹中工務店 井上広報担当の3名。ファシリテーターからと参加者からの質問を交え、約2時間の充実した内容となりました。


講師:武田薬品工業株式会社 梅野氏

右からファシリテーターの
岡崎委員、小牧委員、井上委員


参加者からの質問

参加者からは、自律神経失調症を防ぐには副交感神経をコントロールすることが重要だが、睡眠や入浴以外にコントロールする方法があれば教えて欲しい、栄養剤を飲むタイミングや効果などの質問が出ました。

  質問に対して

講師からは難しいとは思うが、忙しくても1日1回リラックスすることが大切ということ、栄養剤はドリンク剤の方が即効性はあるが、錠剤はドリンク剤より成分がたくさん入っており、効果が高く続けて飲むのに適している。まれに胃腸に刺激を受ける方がいらっしゃる事と飲み忘れを防ぐため、錠剤は食後すぐに飲むのが望ましいとのコメントがありました。

 
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