今回は、講師に辻調グループ校の講師でもいらっしゃいます、マニョリア インターナショナル 代表 木村 万紀子氏をお迎えし、スポンジケーキの作り方を題材に、実演を交えながらお菓子作りのコツを科学的にお話いただきました。
スポンジケーキをふんわり、しっとりと焼き上げるためには卵の泡立てが重要で、ミキサーで泡立てる速度を高速から低速に変えていき、気泡を小さく均一にすることによって焼き上がりがきめ細かくなることや、砂糖が卵の気泡を保つ役割を持っていること、小麦粉や砂糖の種類によって仕上がりが違うことなどを解説いただきました。
また、生クリームの種類(乳脂肪・植物性脂肪)や脂肪分の割合、添加物の有無によって泡立ちの時間や泡の保持性に差があることを参加者の中から代表で3名の方に体験していただき、味にも違いがあることを参加者全員で食べ比べをして体験いただきました。
カフェの進行役であるファシリテーターを務めたのは、LSS委員の近畿経済産業局 伊藤委員と、日立造船(株)下山委員の2名。ファシリテーターと参加者からの質問を交え、約2時間の充実した内容となりました。
参加者からは、「今まで知らなかったことが多くためになった」、「今まで知っていたコツがなぜそうするのか科学的に解説いただきよく分かった」、「生クリームの種類によって味や性質に違いがあることが、実際それぞれを食べ比べることができたのでよく分かった」、「勉強になった」との意見を多く頂き、今後の食生活に活かしたいと好評でした。 |