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No.5
ペーパータオルでまほう水あそび

泥水(どろみず)やえのぐをといた水。 たねもしかけもないペーパータオルをいれておくと・・・?
あらあら、きれいな水にかわったり、えのぐの色がまざったり!?

用意するもの

実験 1

13つのコップに、赤、青、黄のえのぐを水でとかします。

2ペーパータオルを6枚(まい)、1枚づつゆるくねじっておきます。

3赤い水、からのコップ、青い水、からのコップ、黄の水、からのコップと輪(わ)になるように並(なら)べます。

4となりあったコップに、ペーパータオルを片方(かたほう)ずつたらします。

5そのまま2、3時間おいておきます。

実験 2

1コップに泥水(どろみず)をつくります。

2ペーパータオルをゆるくねじっておきます。

3ペーパータオルの片(かた)はしを泥水(どろみず)のコップに、もう一方のはしをからのコップの中に たらします。

4そのまま2、3時間おいておきます。

実験の結果をメモしてみよう

実験(じっけん)の結果 (けっか)をメモしてみよう。それぞれのからのコップはどうなりましたか?

なぜなぜ?

水は高いところから低(ひく)いところへ流れるもの。でもジュースのコップにさしたストローの中で、ジュースが高い位 置(いち)までのぼってきているのを見たことがあるでしょう。 これを「毛細管現象(もうさいかんげんしょう)」といいます。このしくみは、
1液体(えきたい)の表面張力(ひょうめんちょうりょく)
2液体による管(くだ)のぬれやすさ
3毛細管(もうさいかん)の直径(ちょっけい)サイズ
が関係(かんけい)しています。
水の分子同士(ぶんしどうし)、おたがいひきあっていて、水滴(すいてき)の表面 はまるくなりますね。表面張力(ひょうめんちょうりょく)といいます。でもそこに細い管(くだ)をつけると、水同士(どうし)の引き合う力より管と水の引き合う力のほうが強いので、水が管の壁(かべ)に引き寄よせられ、 水の重さとつり合う位置まで水はのぼってきます。管が細ければ細いほど、引き寄(よ)せられる水はごく少量 (しょうりょう)で軽いため、より高い位置までのぼっていきます。実験に使ったペーパータオルは、繊維(せんい)でできているので、繊維のすきまがこの管の役割(やくわり)をします。

実験1の色合わせ水つくりでは、ペーパータオルの管をのぼってきた2色の水が、からのコップに落ちてまざるので、まざった色の水ができました。 しかし、実験2の泥水(どろみず)は、ペーパータオルを通(とお)ると透明(とうめい)な水に変(かわ)りました。これは泥(どろ)の粒子(りゅうし)がペーパータオルの繊維のすきまよりも大きいので水の分子しかのぼっていけなかったからです。ペーパータオルもちょっとした浄水器(じょうすいき)ですね。
注意
本当の浄水器ではないので細菌(さいきん)などはとれません。実験の水を飲まないでね!

おもしろ実験室

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