大阪科学技術館


NTN 株式会社

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見えないところに超技術!
街中から宇宙まで、あらゆるところで活躍する
ベアリング

あらゆる機械の回転軸を支えるベアリングは、欠かすことのできない部品です。 このコーナーでは、家庭・街角・駅・病院・遊園地など身近な暮らしの中や、航空・宇宙・建設・鉱山・製鉄など過酷な環境の中で役立っているベアリングを、ジオラマ、イラスト、映像、展示で紹介しています。展示品の中には、小惑星探査機『はやぶさ』に使用されたものと同じタイプのベアリングもあります。また、電気自動車の新たな可能性を、ミニチュア模型で解説しています。


展示紹介ビデオ


チャレンジ・ヒストリー

小惑星探査機「はやぶさ」
3枚の太陽電池パネルを開くための8箇所の関節部分(矢印の箇所)にNTNの軸受が採用されました。

「はやぶさ」に採用されたNTN製球面すべり軸受

未知なる宇宙を切り拓く超技術!
小惑星探査機「はやぶさ」に使われたベアリング(軸受)

2010年6月、7年間、約60億キロの旅を終えて小惑星探査機「はやぶさ」が地球に還ってきました。2003年5月に打ち上げられた「はやぶさ」は、2005年9月に地球と火星の間にある小惑星「イトカワ」に到着しました。同じ年の11月にはイトカワへの着陸に成功しましたが、燃料漏れやエンジン停止など、相次ぐトラブルに見舞われました。
しかし、多くのトラブルを克服した「はやぶさ」は、世界で初めて小惑星から微粒子(砂の成分)を持ち帰ることに成功。世界中が注目するニュースとなりました。 「はやぶさ」は宇宙を進む際、太陽電池で発電した電気を動力にしており、太陽電池パネルを開くためのヒンジ(関節)にNTNの球面すべり軸受が使われていました。
宇宙は真空状態であること、たくさんの放射線が降り注ぐこと、さらに太陽光の当たり具合で200度以上の温度差が生じるなどとても厳しい環境です。通常の潤滑油では油が分解・蒸発してしまうため、「はやぶさ」では二硫化モリブデンと呼ばれる特殊な鉱物をすべり面に焼き付けた軸受が使用されました。 「はやぶさ」の動力源である太陽電池を確実に動かすため重要な役割を果たしたNTNには、「はやぶさ」プロジェクトの功労者として、日本政府の宇宙開発戦略本部および文部科学省より感謝状が授与されました。人類にとってまだまだ未知の空間である宇宙。その謎を解き明かすため、NTNはこれからも宇宙開発プロジェクトに貢献していきます。